日本の現場で長く信頼され、活躍できる人材を育てる
当校は、日本語能力試験の合格だけでなく、日本で働くための日本語教育と、日本で生活し働き続けるための生活指導を大切にしています。
日本の職場で周囲と信頼関係を築き、困ったときに一人で抱え込まず、会社や監理団体、当校などに相談できる人材を育成するため、開校時から一貫して、次の2つを柱に学生を指導しています。
・日本で働くための教育
・日本で生活し、働き続けるための生活指導
日本で働くためには、日本語能力だけでなく、職場で必要な姿勢やコミュニケーション能力を身につけることも大切です。
当校では、次の内容を中心に、日本で働くための実践的な教育を行っています。
・実践的な日本語教育
・日本の職場文化・コミュニケーション教育
・面接練習・発表授業
6か月で日本語能力試験N4合格を目指しながら、職場で使う表現、面接での受け答え、指示を理解する力、自分の考えを伝える力を育てています。
また、校長自ら作成した教材を活用し、日本での留学または就労経験を持つ6人の講師が、実体験に基づいた指導を行っています。
学生は、教科書上の日本語だけでなく、日本での生活や仕事の中で実際に使われる表現を学ぶことができます。
日本の職場では、日本語の上手さだけでなく、挨拶、礼儀、時間を守る意識、報告・連絡・相談、わからないことを確認する姿勢が大切です。
来日後すぐに日本語や仕事を完璧にできるわけではないため、当校では、素直に学び、自分から確認・相談する姿勢を大切に指導しています。
また、毎週金曜日の午後には、日本での生活や文化を学ぶ時間を設けています。
講師が日本で学んだ経験をもとに、日本の生活習慣や職場での考え方、実際に起こり得る戸惑いなども伝え、学生が日本での生活や仕事を具体的にイメージできるよう指導しています。
当校では、学生が自分の考えを日本語で話す練習も行っています。
「日本で働きたい理由」、「日本でやりたいこと」、「将来の目標」などをテーマに、学生が日本語で発表する機会を設けています。
この発表練習は、日本企業様との面接対策にもつながります。
学生が、社長様や採用担当者様からの質問に対して、人前でも自分の言葉で答えられるよう、日頃から話す力を育てています。
日本で長く働くためには、日本語能力だけでなく、生活習慣、勤務態度、規律、体力、困ったときに相談する姿勢も大切です。
当校では、学校生活や寮生活を通じて、以下の力を身につけるための生活指導を行っています。
生活習慣・身だしなみの指導
寮生活を通じた規律指導
体力づくり・体育授業
困ったときに相談する力と失踪防止教育
日本の企業で安定して働くためには、社会人としての基本的な習慣を身につけることが大切です。
当校では、時間を守ること、あいさつ・礼儀を大切にすること、報告・連絡・相談を行うこと、注意を受けた場合に改善することなどを、日々の学校生活の中で指導しています。
また、学生は制服を着用して授業を受けており、服装や身だしなみも日本で働くための大切な準備であることを伝えています。
特に製造・建設・介護などの現場では、服装の乱れが安全面や衛生面に関わる場合もあります。
そのため、制服を正しく着用すること、清潔な服装を保つこと、だらしない格好をしないことなど、基本的な身だしなみについても日常的に指導しています。
遠方に住む学生については、寮で生活しています。
寮生活では、時間の厳守、清掃、共同生活のルール、周囲に配慮する姿勢などを指導しています。
日本で働く場合、会社の寮や共同住宅で生活することもあるため、来日前から規律ある生活習慣を身につけることを大切にしています。
また、寮では日本での就労経験を持つ寮母が、食事や日常生活を支えながら、日本の生活習慣やマナーについても学生に伝えています。
さらに、当校では生活態度を確認するためにポイント制を導入し、遅刻、無断欠席、生活ルール違反などがあった場合には、改善の機会を与えながら必要に応じて指導しています。
当校では、日本語教育や生活指導だけでなく、体力づくりにも取り組んでいます。
日本での仕事には、長時間立ったまま作業を行う仕事や、体に負担のかかる仕事もあります。
特に製造、建設、介護などの分野では、足腰の強さや、疲れにくい体づくりも大切です。
当校では、土曜日に体育授業を行っているほか、授業以外の時間にも運動を取り入れています。
週4回、各2時間程度、ランニング、腕立て伏せ、腹筋などを行い、日本で働くために必要な基礎体力を養っています。
また、学校内にはジム設備もあり、学生が継続的に体力づくりに取り組める環境を整えています。
卒業時には、日本の現場で働くために必要な基礎体力を備えた学生を送り出せるよう、日々の指導に取り組んでいます。
当校では、日本入国後に困ったことがあった場合でも、学生が一人で抱え込まず、会社や監理団体、当校などに相談できるよう、来日前から指導しています。
労働条件、人間関係、指導方法などに不安を感じたとき、感情的に行動するのではなく、早めに相談し、正しい方法で解決を図ることが大切です。
また、監理団体様・受入れ企業様が不安に感じる課題の一つに、失踪トラブルがあります。
当校では、「真面目な学生だから大丈夫」という考えだけに頼るのではなく、失踪後に起こり得る不利益、日本で働く責任、困ったときに相談することの大切さを事前に伝えています。
失踪や早期離職を完全に防ぐことは簡単ではありませんが、来日前から現実的な教育を行い、困ったときに一人で判断せず相談する意識を持たせることは、トラブルを減らすうえで大切だと考えています。